著者のときんです
色々感想をもらえて嬉しいです
自分で自分に絶望している、そんな人が本当の気持ちに寄り添って1歩踏み出せるように
書いた本です
表紙にautonomyと書いてありますけども、生き方にはアイデンティティやイデオロギーだけでなく
自分らしく生きるということにもっと関心を持って欲しいなぁという思いがあります
新型コロナウイルス感染症によって命の問題や経済的な問題など、先の見えない時代が続いていますけれども
私達は絶望するにはまだ早い、1歩前に進んで、これからもっといい時代が待っている
そういう希望を込めた本にしたいという思いがありました
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とにかく私たちは生き延びなければいけないし、自分で自分を殺すようなこともやめよう
というのが、自分が言いたかったことの半分です
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自分らしく生きるというタイトルに込めた思いを少しずつ形にしていきたいと思っています
ささやかですが、この本を書こうと思ったきっかけのひとつになったことについて書いていこうと思います
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今から2年前になりますけれども、TLGPのフリーペーパーで、セクシャルマイノリティの若い人達が多く自殺していることを知りました
特にこれもジェンダーアイデンティによってもその背景は違っています
特に二重生活を送っている、ストレスの強いゲイとレズビアンの問題
そして、見た目から自分の性的違和だけでなく、世の中の不寛容や、経済的に問題に苦しむ、トランスジェンダーの問題
そして、社会的役割として、結婚をしながらも、パートナーシップに負荷のかかっている場合のバイ・セクシャル問題
生きること、自分らしくいること、それ自体が負荷になっている
そして、その負荷は、人生、これからという、若い人にとっては自分を支えるには辛すぎるので、死を選んでる人達もいるという現実がある訳です
つまり、自分ストレスというのが命を奪うという現実がある訳です
そして、その対処法としては、自分が自分であるということは、どういう意味があるのかもっと考える環境が必要ですし
もっと自分のことを俯瞰した視点で把握できるような、そのような視点を手に入れる必要もありますし
今までは人と違うことを逸脱として、どちらかというとネガティブに捉えていたものを、もっと前向きに自分の人生が少しずつ良くなる方向に対処していく必要があります
どういう風に私は考えています。皆さんはどう思われるでしょうか
本当はこの本はロジカル自分ハックというタイトルで書くはずだったのですけれども
でも、本当に今自分に絶望してる人にとって、論理的に説明するよりも、とにかく
何か、その人自身が主体性を持って寄り添うような風景を描いてみたい
いう著者の勝手な思いから書かれた本なのです
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そしてこれは、脆弱性、バルネラビリティーと言いますけれども、
新型コロナウイルス感染症の拡大によって、特に非正規で働いている人達が職を失ったり、それが、特に女性や若い人達の希望を奪うものであったり、
基礎疾患があったり、高齢の人達にとって最後の別れもままならずに、辛い最期を迎えてしまったり、それを見送る家族も家族の形がバラバラになるような形で、自分が自分でいられなくなるような辛い状況もあるのが現実なのだと思うのです
それでも生きている上では、生き延びらなければならないし、よりよく生きるために1歩でも前に進まなければいけない
ただし、それは本当に考え方次第っていうところもあって
ねばならないではなくすることができるという風に前向きに変えていくのが生きる力なのではないかという風に思うのです
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なので、この本を読んでも、自分らしく生きる生き方については正直言って正解らしいものは書けていませんし
社会に対して何か問題提供するというような鋭い視点での表現も何一つできていません
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ただ、自分としては、勝手な思いで書かれてしまったこの本に対して、何らしか温かな気持ちになったとか、自分に絶望していたけれども一生大切にしたい本に出会えたとか
この本を読んで涙が出たなどの感想をいただいています。
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ただ、現代の状況において、とにかく私はお金が全てで、自分らしく生きるということは、自分の問題解決にはならないし、この本は何も役に立たない
この本を読んで怒りを感じる
といった率直な意見ももらっていて、とても悲しく思うし、申し訳ない気持ちにもなりました
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では、これからどうしたらいいだろういうことに関しては、もっともっと問題解決が必要なのだと思います
これから年末にかけて、本の続きを書いていきたいと思っています
このような本は、はっきり言って売れる本でもないし、多くの人の注目を集めるような内容でもないのですけれども
それでも、読んでくれた人が色んな形で感想を書いてくれて、あたたかな、自分らしさというものを一緒に探していく仲間になってくれたような気がしてとても嬉しいです
身が引き締まるような思いで、また続きを書いていきたいと思っていますので、皆さん楽しみにしてください