自己肯定感について、自分らしく生きるという観点から読み解く本を書きました
上巻ではどちらかというと内的資源のことについて書いています
つまり、内省的な感情をを通じて、生きる力を見つけてきましょうという点がコアなストーリーになっています
下巻については、それと対応する形で、外的資源について触れる予定です
外的資源というのは、自分の外にあるものですから、冒険をすることによってより自分らしくになろう
というのがキーメッセージになります
ここからは理論的背景になりますが
自分らしく生きるヒントの一つとしてローゼンバーグの自尊感情の定義を元に物語を構成しています
自己肯定感をより詳細に理解しようとする時には自己効力感と自尊感情が重要なキーファクターになってきますが
これらを、自己肯定感とざっくり紹介されていることも気になっていましたが
意外と心理系の専門家でも、その社会的側面についてあまり重視してないことが気になっていました
特に、海外の心理学系のコーチングの人達のプログラムが高度に商品化されているせいもあって、そこに社会的な視点が欠如したまま輸入されている事例を散見しています
専門家の方は特に、自己概念の定義に必ず立ち返ってもらいたいのです
ピア的なコーチングやカウンセリングに関しても、理論的な背景について新たな学びに繋がると思います
■自尊感情とは何か
自尊感情は自分のことを大切だと思うという内省的な定義だけではありません
他人のことを大切だと思うのと同様に、自分のことを大切に思う
これが自尊感情を形作る大きな要因になっています
自分も大切だけれども、他人も大切と思っている度合い、これが高いほど、自尊感情が高いことになりますがこれが引いては自己肯定感を高めていくことにつながります
そのためには、自分の認識を自分の中で閉じ込めているだけではなく、1歩踏み出して自分のことをメタ認知する冒険をしよう
という内容になっています
近日中にまた下巻でお会いできることを楽しみにしています