顧客数x顧客単価を偏微分する

マーケティングの備忘録

 

U=P x N

売上=顧客数 x 顧客単価

 

この応用数理モデルになりますが

 

これを偏微分すると

dU=P x dN+ dP xN

 

売上増=顧客単価x顧客数の増加分+顧客単価の増加分 x顧客数

 

となります

 

新規顧客と既存顧客、定番商品とオプション商品のマトリックスの売上の足し算になります

 

 

 

なので、提供価値を上げて、なおかつ顧客の数も増やす

 

これをコツコツ積み上げていくというのが商売の利益の基本になります

 

実際のマーケティングで何が起こるかというのは、観察したり売上データで検証していくことになります

 

スタバなどは、定番商品の値段は変えずに、期間限定の商品に対して、プレミアム価格を設定して顧客に訴求することで売上を増やすようにしています

 

都道府県限定のフラペチーノなどがその例になります

 

ところがコロナ禍において、例えば、サンマルクホールディングスのように+Rのような値上げをした場合に、客単価は増えますが、顧客数を減らすので、

 

トータルの売り上げは減っていくことになります

 

ちなみに、この偏微分方程式を元に売上予測テーブルを作って、実際のデータと予測をAIによって修正していくような経営手法ももしかしたら出てくるかもしれません

 

そうした場合に、人間はどうしても価格を上げると売上が増えると間違った判断をしがちですが、実際のデータを元に学習をさせれば、価格を下げた方が売り上げが上がるのかなどもシュミレーションできるようになるでしょう

 

 

消費税なども、税収や支出が増えた場合に、政府、特に財務省は増税をしてなおかつ自分達の権益を増やす、組織防衛的な、政策に誘導する傾向がありますが

 

実際のところ、文系官僚がこの辺りのAIによってきちんと実証的にデータ分析するようになってほしいなという風に思っています