未来志向の本でした。
人生をデザインするというと、いわゆるロールモデルという人が現れてカリスマxxxみたいな称号だったり、上から目線で偉そうだったり、結構微妙なものも多いのですが
なにこれ、楽しい!
という読後感でした。
本書ではさらっと書いてありますが、事例は結構な不幸集でもあり、サバイバーとしての視点も、参考になります。
最近の勝間式の本は、タイトルと著者名を伏せて、匿名の書としてゼロベースで読むと、この、時代感や、自分の人生との一体感が味わえるので楽しいですよね。
ダイナミックに変わる世の中と、自分の人生の最適解というのは、必ずしもパーフェクトで完全ではないけれども、まあまあいい線だよねーと納得できるかどうかということを、実感として理解できる良い教科書のように思いました
世の中を変えるのは、若い人と、苦労を糧にして、新しい価値観を常に生き続ける人なのかもしれないですね。
プロアクティブ(先見的に生きる)ためのヒントが盛りだくさん!
ちなみに、余談ですが、
予測可能感というのは、ユダヤ人社会学者のAアントノフスキーによれば、生きる力の要のひとつとも言われています。
経験知(トライ&エラー)がベースになっているので、人生をプロセスとして楽しむ秘訣が沢山あり、お得な本だと思いました。