ブックレビューです。
その前に生涯年収について基本的なおさらいをていきたいと思います
Wikipediaの情報では
サラリーマンの生涯年収の中央値は以下の通りです。 大卒の男性サラリーマンの中央値は2億1280万円程度です。 女性の労働者の中央値が9120万円
とあります。そうすると、平均的な夫婦だとすると、生涯年収は3億円ということになります
なので、平均的な2人以上世帯であれば、1億円貯めるための切符は手に入っていることになります
これから紹介する本は、そのケーススタディとなるわけですが、特別なケースというよりは、平均的な人達は必ず参考になると思います
問題はそれを40代のうちにいかに実現するか、そして、その後の生活スタイルをどのようにしていくか
というところがポイントになる訳です
はじめに、終わりにの読みどころ
とにかく会社を辞める時のエピソードが秀逸で、その時に一緒に働いていた人への感謝の気持ちを伝えて、これから何を目指すかというエピソードがとても印象に残りました
無収入生存年
1億円というのが大体どれ位なのか、シュミレーションするところがあります
せっかく貯めた1億円というのが仕事を退職した場合に、いつなくなるのか?
これを無収入生存年と言って、この本の具体例で一番肝になる部分です
基本的にここを繰り返して読むのがポイントだと私は思いました
固定費と変動費のコントロール方法
固定費と変動費の考え方がわかると、このシミュレーションがより、解像度高く、現状と将来を予測してくれます
ファイヤーを目指す人は、とにかく変動費と固定費変動費と固定費とお経で何度も繰り返すぐらいインプットして、常に現状把握を繰り返すというのが基本になります
このより実践的なノウハウが各章にわたり説明されているという構造です
固定費と変動費については、もちろん自分で勉強するのもいいですし、ファイナンシャルプランナーに相談する機会があると色々教えてくれると思います
ということで、読みどころは
- はじめに、と終わりにを読む
- 無収入生存年のシュミレーションの仕方
- 固定費と変動費のコントロール方法
この三つのポイントを押さえると、資産形成の考え方分かりやすいと思いますので、本書を参考にしてみてはいかがでしょうか