直接・間接的に、金持ちになるための読書法の本です。
■Knowledge is power
Knowledge is power.とある通り、その豊かさの源は、知識です。これは、本当にそう思います。
・収入が多い人は読書量が多い
・稼ぐ力は学校では学ばないが、行動習慣と環境が決める
・目的意識の大切さ
といったことが、書かれています。
■金持ち本、として紹介している本のレビュー
いわゆるお金持ちになるための本として、これまでの先行文献として紹介されているのが、1例ですが
・金持ち父さん、貧乏父さん
・イノベーションのジレンマ
・負債論
なのですが、これから書かれるであろう本についても以下に先取りして情報を手に入れていくかについても含めて良い所が書かれています
■お金持ちになるためのメカニズムについて
裁定取引や、利他性といった、金持ちになるメカニズムが、さらっと書かれていますが、これについても、実際に行動することが大事という観点から、見落としたくないなぁというキーワードでした。
■具体的な行動目標のためのヒント
そういう意味でも、まずは言葉を覚える、お金持ちになるための言葉を覚えるというのをスタート地点にして、
1日4万文字の読書習慣
など、具体的にわかりやすい目標設定などの提案があったので、実際の取り組みにもうつりやすい配慮がなされています
■感想
私、勝間さんの本20冊ほど読んでいて、時系列に整理しながら、その思考プロセスを含め理解しようとしていますが、
ある種、これまでの著作を一階部分に、そこを基盤にした二階部分として、金持ちになる読書法について書かれている
といった、個人的な感想と、新しい発見がありました
この本は、ひとつひとつのテーマや事例なども有意義なのですけれども、知的な資産が、変わり行く社会を先取りしながらお金持ちになっているためのヒントを、著者の勝間和代さんは、誠実に伝えようとされているのだなぁと思います。
■知的な読書スタイルと、スマートな環境整備について
知的な読書スタイルを身につけるためのヒントも沢山あります。
ウェアラブルデバイスや複数の読書端末だけでなく
没入感
いわゆるフロー体験を実現するかについての章があります
このフロー体験というのが、正しくインプットとアウトプットを統合したような感覚だったり、よく例えとして使われる
息を吸って息を吐くようにお金を稼ぐ
といった無意識の行動に繋がる大きな鍵になると思います
この辺りも単なる読書術ではなくて、本を読んだ後の出口戦略につながるような、スマートな行動スタイルのあり方を示唆してるようにも思いました
■最後に
宝島社さんが、食事ハック(勝間和代著 宝島社)を出版された時は、紙の本だけで電子書籍がなかったのですが、今回は紙の本と電子書籍が同日出版になるなど、変化がありました。
ゆっくりではありますが、出版業界も時代の変化に対応されているようです。本好きな人が増えて、多少なりとも自分もそういった業界に貢献できるように、読書を積み重ねていきたいなと思わせてくれるような本でした。
是非、皆様も読んでみて新しい行動習慣として読書を生活や、お金の不安のない生活をゴールにする第1歩にしてみてはいかがでしょうか。