断る力~勝間和代著 オーディブル版を聞いています
私が購入したオーディブル版は、2018年となっていました
本人朗読で、これはオーディブルの中でも珍しいプロの朗読ではない、著者本人によるものです
■ 断る力、とは?
アサーティブコミュニケーションの能力や、適切な自己評価、それによる人生における意思決定の力についての内容です
■ 本人朗読について
自分自身の経験をを元に、使命感と、アサーティブな生き方への矜恃が伝わりました。
・自分の健康を害するほどまでに、他人の評価に従い、自分の気持ちに嘘をついて仕事をしている人
・家族関係や人間関係に苦しんでる人
に向けて、役に立つ内容になっていますが、
過去に戻れるとしたら、苦しんでいた頃の自分に対してどういうメッセージを伝えるかという内省的な視点と、冷静に俯瞰して状況を説明している視点と、ダイナミックな構成になっています
■2012年に出版されたことの意味
これは、今からでは想像の域になりますが、勇気ある出版であったのではないかと思います
当時、いわゆる自身のパブリックイメージや、一定数いたであろうアンチの存在、ネガティブなフィードバックなど、外的な脅威にさらされていたのではないかと思いますが
オープンな場所に向けて、よりこういう断る力を必要とする人に向けて、強い使命感を持って、発信されていると思います
しかも実名で、かなり自己開示を伴う内容を発信していることです
■オーディブルでの出版
YouTubeなどでの発信はよりカジュアル寄りのトーンで発信されていますが、よりフォーマルなトーンで聞くことができます
今日では、テレワークで評価社会が加速しますから、自己評価の重要性についてこの本が再評価される意味もありそうです
なお、最近の角川から出版された著書についてはプロの朗読によるオーディオブックになりますが、これと聞き比べても面白いと思います